早くも梅雨が明けて酷暑が予想される中、子供の熱中症が心配されます。文部科学省によると小学校から高校まで合わせて毎年5,000件程度の熱中症が発生しています。そのため熱中症対策ガイドラインを作って各学校に啓蒙をしていますが、各学校での対応はバラバラです。
熱中症対策ガイドラインでは、登下校中の直射日光を避けるような服装が望ましいされています。その為、スクール帽子の着用や日傘の使用を推奨している学校が多くあります。その一方で日傘の使用を認めていない学校や家庭に判断を任せているケースもあります。
子どもは熱中症になりやすい
大人は体重の約60%が水分で、子供は約70%です。そして喉が渇いた時には体の水分量がかなり失われています。子どもの熱中症は運動中が多いですが、子どもは体温調整が未熟で体に熱がこもりやすいのです。
なぜ日傘がNGなのか?
過去SNSで話題になりましたが、学校側の意見は大きく分けて2つあります。1つは傘を使用していない子供にぶつかりケガになる。2つ目は低学年は手が塞がり危険だ。安全面を配慮したルールですが、親としては腑に落ちません。傘の使用が危険ならば、この学校は「雨」でも傘はNGなのでしょうか。恐らく違います。傘は道具ですから使い方を正しく教えればいいと思います。その他に学区が広く自転車で登下校するケースは禁止されています。これは道路交通法に従いましょう。

子供に確認するポイント
学校側が日傘OKでも、注意するポイントがあります。まず日傘のタイプを「折りたたみ」「長傘」にするかです。低学年は折りたたみ操作ができない場合は長傘が良いでしょう。一方でヤンチャな男子が多い中学校では、急に雨が降った日に傘置きから盗まれたなんてケースもあるので、折りたたみがいいでしょう。
次に日傘専用か晴雨兼用日傘(全天候型)です。一般的に専用は性能が良くデザインも女子ウケが良いものが多いですが、通学用は全天候型をおすすめします。それは気温が高くなれば、夕立も多くなります。中学生は部活で帰宅時間も遅く突然の雨にも雨具があれば安心できます。
子供用の日傘はコンパクトで軽量が良いです。楽天はAmazonで2,000円前後で販売されています。子どもの熱中症は日傘で予防しましょう。

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